普段は味噌汁の具にしたり炒めたりと余す事無く使い切る
大根の葉っぱでありますが、アブラムシなんぞがギッシリ付いておりますと
き等はわざわざ洗い落とすなどせず、ニワトリ小屋へポイであります。
人間から見てこの忌々しきアブラムシもニワトリに取りましては、
タンパク質という名の大変嬉しいトッピングチョコレートなのでございます。
私が害虫駆除をおこたったお陰でタンパク質たっぷりの大根の葉を喜んで食べたニワトリさんは
「なんだい親父~最近景気がいいねぇ?もりそばじゃなくてザルかい?」
「それじゃ、あっしも白身のぷりっとした卵を産ませてもらいますぜ!」
こうして私が家庭菜園で手を抜くとによって、通常家庭菜園でアブラムシが
発生してしまったときに受けますストレスは軽減されるどころか
「大根の葉っぱより栄養価の高い食品」として生まれ変わるのですから
「ああこれはラッキーなことだね」とアブラムシだらけの大根の葉を手にしながら
またしても失敗の言い訳を考えてしまう私ではございますが
この咄嗟にひらめいた屁理屈が世間では割りと通ってしまうのが妙な所でもあり
私をこのようないい加減な人間にした遠因とも言えますが、嫁には全く通用しないのもまた
妙なところであります。
さて、まもなく雪の季節ということで、畑の大根も本日全て収穫して参りましたし
今シーズンの畑仕事もいよいよ終了なわけですが、なぜ私が敢えてこの雪国を移住先に
選んだかといいますと、「冬の間は何も出来ない」からなのです。
「1日が24時間ではなく、もう少し長かったら好きなことできる時間増えるのにな~」
なんてお考えの方も多いでしょうが、それが間違っているのは掃除機や洗濯機の出現により
家事が楽になったはずの女性たちが、空いた時間を趣味で満喫できるようになったかというと
そんな恵まれた者はわずかで、外に働きに出なければ家族が食べていけなくなった人が
大半であるようにたとえ一日が48時時間に延びたり、はたまた太陽が沈まず24時間照らし続けても
我々の自由時間が増えることではないのであります。
したがってこの「冬の間は何も出来ない」という土地は、夏に頑張っておけば
冬はなにもしなくても生きていけるというシステムが、それはそれは長い年月をかけて
構築されておりまして、われわれが雪国の冬ときいてイメージする「冬の間は出稼ぎに出る」
なんてものはつい最近、高速道路ですとか鉄道網の整備された、ここ数十年のはなしであり
それより以前は、ほんとに何もしないで皆生活できていたはずなのであります。
ですから私は常夏の楽園ではなく、この雪国を選んぶことによって「何も出来ない」
という自由な時間を得たのであります。
ううううう自己暗示失敗^^;
やっぱり寒いの苦手・・・。
キリギリスの言い訳もギリギリっす・・・
世間や嫁さんを騙す以上に自分を騙すってのはムズカシイもんですね^^
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