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オデンカ・ユドウフ

貧乏だけど趣味は持ちたいし、なるべく楽しく暮らしたいのです

妹に会いにいく。6月10日 ④

息子「え~と426・・426・・426・・・」

母親待つ病室の番号を呪文のように繰り返しながら
親父を残して先にフロアーを突き進む息子。

俺は知ってるぞ。
お前「426号室はこっちよ」って声掛けてもらう為のアピールだろそれ。
お前そういうの上手すぎる(笑

案の定、病院のスタッフに手招きされ病室の前まで連れていってもらってた。



426号の前でプレートに書かれた名前を確認すると、俺を待たずに一人で中へと入っていった。

息子「母ちゃん!おめでとうおつかれさま!」
息子「どこ?俺の妹どこ?」
ママ「まだ保育器の中にいてね~」

・・・・

互いに報告しあってるあいだ、俺は準備してきた荷物をバッグからだし並べていた。



息子「えーーーーーーっ!?」


保育器のある部屋に入れるのは両親だけで、兄姉は部屋の外からガラス越しの対面になってしまうと
説明されたようだ。

息子「なんで俺はだめなの?父ちゃんのほうがバイ菌だらけだよ!?」



息子の必死のアピールの結果、「俺も中に入りたい」ではなく「父ちゃんはバイ菌だらけ」という訴えだけ通じてしまい、俺と息子は看護婦さんに付き添われ、保育器のある部屋の外から、ガラス越しに赤ちゃんとの対面となった・・・

息子と二人で、中からブラインドの下ろされたガラスの外で待つ。

待ちきれずガラスにへばり付いている息子。

嫁さんが入室の説明を受け、準備と消毒をするため5分ほど待たされたあと
ようやくブラインドがあげられた。

感動の初対面である。

息子「ガーン・・・向こう向いてんじゃん・・・全然見えねー」

ガラスに張り付いていた両手をだらりと落としてがっくりする息子。



付き添いの看護婦さんが息子の落胆を気遣い、赤ちゃんの向きを変えてくれるよう中に合図をしてくれた。

鼻や手足にチューブやコードの付いたままの赤ちゃんを、息子に顔が見えるよう
先生がそっと向きを変え、こちらに向けてくれた。

息子「かわいいいいいいいいいいいいいいいいいい」

・・・・

しばらくの間ガラスに張り付きじっと眺めている。
親父は息子の姿を眺めていた。


親父「おまえそっくりだな」

息子「精子が同じだからな」

親父「おまえやめろよそういうの」

息子「なんでだよ?」

親父「なんでだろ・・・」

息子「精子が違う赤ちゃんもいるからか?」

親父「いや。そういう子もいるけど、そうじゃなくて・・」

息子「じゃあなんでだよ?」

親父「なんでだろな?」


親父『嫌がる人がいるって答えればいいのか?』

  『よく考えりゃ変にイヤらしく考えてしまうほうがオカシイんだよな・・・
  隠語とか使わないでストレートに言葉使うから、聴いた方はビックリするけど・・・
  なんでだろな?
  こういうの真剣に考えだすと止まらなくなるんだよな・・・・
  どう説明すればいいんだ・・・』

・・・・


息子「いま笑った!こっち見て笑った!」

息子「見た?見た?父ちゃん見た?いま赤ちゃん笑った!」

親父「見てなかった」

息子「ちゃんと見てろよ~!」




息子「ほらいま!」

親父「どこどこ!?」

息子「冗談だよ。父ちゃんもちゃんと見てろよ(笑」


こうして面会時間はあっという間に過ぎていった・・・


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[ 2011/06/12 21:58 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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